季節の変わり目におこる『むくみ』に注意!
2023年09月28日
残暑が続くものの、朝夕は涼しくなりましたね。このような寒暖差のある季節の変わり目は、むくみが出やすいといわれています。むくみはそのまま放っておくと、代謝が低下したり、皮下脂肪や老廃物がかたまりとなったセルライトができたりしてしまいます。むくみを感じたらしっかりとケアをして、身体のめぐりをよくすることが大切です。
「むくみ」の原因
人間の身体は約60%が水分でできています。この水分は血液やリンパ液として体内をめぐり、全身に必要な栄養素を届け、老廃物を排出する働きをしています。しかしその働きが滞ると、細胞の間に水分がたまり、むくみが起こります。
・冷房や気温の変化による身体の冷え
冷房の効いた室内で長時間過ごしていると、体温調節に関わる自律神経のバランスが乱れ、身体が冷えて血行不良となります。秋口は1日のうちの寒暖差が大きく、日中は汗ばむくらい暑くても、朝晩は冷え込むことがあります。すると、冷房による冷えに気温の低下が加わって血流が悪化し、身体がむくみやすくなります。
・水分の摂り過ぎによる体内の水分バランスの乱れ
人間の身体は本来、摂取した水分を汗や尿として排出することで体内の水分バランスを保っています。しかし秋口は夏場ほど汗をかかないため、夏場を同じ量をペースで水分補給をしていると体内の水分量が増え、むくみにつながることがあります。
また、暑さからよく冷えた飲み物を口にすることも多いため、内臓の冷えは血流の悪化や代謝の低下を招き、むくみの原因になります。
簡単なマッサージでむくみを解消
1.あぐらをかくように膝を開いて座り、そけい部(脚の付け根にあるくぼみをの部分)に両手を重ねて置きます。ゆっくりと両手に体重をかけながら圧迫し、力を抜きながら戻します。(左右各5回)
2.脚を前に出し、膝上から太ももにかけてやさしくもみほぐします。太もも裏側・内側・外側に分けて行うとスムーズにです。(左右各5回)
3.膝を立て、両手で片方の膝を上からつかみます。親指は膝の皿に、残りの指は膝裏のくぼみに当てましょう。そのまま脚の付け根ほ方向に手を動かし、さするようにして刺激します。もう片足も同様に行います。(左右各10回)
4.足首から膝裏にかけて、手のひら全体を使って包み込むようにさすり上げます。(左右各5回)
5.膝を伸ばし、つま先で円を描くように足首を左右に数回まわします。片方の膝を曲げ、両手の親指を足の甲に置き、残りの指で足裏をつかみます。足指の付け根から足首にかけて手を滑らせながら、足の表側と裏側を両面からさすります。もう片足も同様に行います。(左右各5回)
※むくみを感じたら、ぜひ試してみてください!