『VDT症候群』って何?
2023年10月26日
近年、パソコンやスマートフォンの普及によって、目の疲れを感じる人が多くなっています。 これらの画面を 長時間見ることで起きる目の症状「VDT症候群(VDT:ビジュアル・ディスプレイ・ターミナル)」と呼び、ひどくなると頭痛や食欲不振など心身も影響が出やすくなるので注意が必要です。
VDT症候群セルフチェック
☑目がショボショボし、すぐ疲れる
☑目が乾きやすく、ゴロゴロする
☑目がかすんで見えにくい
☑最近視力が低下してきた
☑頭痛・肩こりがある。
パソコンやスマホの長時間使用に注意!
近くの物を見続けると、ピントを合わせる筋肉である毛様体筋が収縮して緊張した状態になります。特にスマホは画面の文字も小さく目の負担が大きいため、この緊張状態が続き、筋肉が凝り固まってしまいます。
また、VDT作業時は、まばたきの回数も通常の4分の1程度に減るため目が乾燥し、ドライアイの原因になります。
さらに、パソコンやスマホから発せられるブルーライトは、可視光線の中で最も強いエネルギーの光であるため、疲れ目の原因になります。
目を労わる「おすすめ眼球ストレッチ」
眼球周りの筋肉をほぐすことで目の負担が大きく減ります。テレビやスマホ、パソコンなどで目を使った後は、意識して瞬きをしたり、眼球ストレッチを行いましょう。
1.遠近ストレッチ
遠く近くを交互に見ることで、硬くなった毛様体筋をストレッチ。
①片手を前に伸ばし、親指を立てる。
②親指から一直線で見える3メートルくらい先の目標物を決める。
③親指の爪と目標物を1秒ずつ交互にしっかり見る。
2.指スライド
眼球の運動に関わる「外眼筋」を動かすことで、眼球周辺の筋肉の血流を促進。
①片手を前に伸ばし、親指を立てる。
②手を伸ばした状態で親指を左にすばやく移動し、目でその親指を追う。
③右も同様に行う。
※人は情報8割を目(視覚)から得ていると言われています。
十分な休息をとり、眼球ストレッチを行うようにしましょう。