『ドライシンドローム』に要注意
2024年02月28日
この季節は肌の乾燥が気になりますがそれ以外にも目、口、鼻など様々な部位が乾燥します。
このような全身が複合的に乾燥している状態を『ドライシンドローム』といいます。
単なる乾燥だからと放置していると、QOL(生活の質)の低下や、病気を引き起こす可能性もあります。
『ドライシンドローム』の原因
ドライシンドロームの原因は乾燥だけでなく、
生活習慣やホルモン・ストレス等も関係しています。
①粘膜の乾燥・・・・・・・全身の乾燥により、本来潤っている粘膜まで乾燥します。
粘液の分泌量が減るとウイルスも侵入しやすく、
免疫力も低下します。
②ホルモンのバランス・・加齢に伴うホルモン分泌量の減少により
ドライマウスやドライアイにもなりやすい。
③ストレス・・・・・・・・ストレスの多い生活は、自律神経が乱れ、
交感神経が優位になります。
そのため外分泌機能が低下し、乾燥しやすくなります。
・ドライシンドロームは全身の水分が不足している状態です。
身体の外側・内側の両方から水分補給し、潤すことを心がけましょう。
『粘膜の強化』で乾燥から体を守ろう!
乾燥は当たり前ではなく、乾燥が進み脱水状態になると、熱中症のような症状が起きることがあります。
たかが乾燥と思わずしっかり対策しましょう。
1)水分をしっかりとる
入浴中や睡眠中は500~1000mlの水分が体外に出ています。
特に起床時、就寝前にコップ1杯程度の水分をとりましょう。
2)自律神経を整える
ゆっくりお風呂に浸かる、寝る直前のスマホやパソコンの使用は控えるなどして、
副交感神経を優位な状態にしましょう。
3)粘膜を強化する
①食事で強化
・粘膜の材料になる・・・良質なタンパク質(肉、魚、卵、大豆、乳製品など)
・粘膜の健康を保つ・・・ビタミンA(レバー、にんじん、うなぎなど)
・粘膜を保護する・・・・ネバネバ系食材(ヤマイモ、メカブ、ハチミツなど)
②体操で強化(大口舌出し運動)
・大きく口を開けて舌を目一杯出して引っ込める。
この運動で唾液がしっかり出て粘膜強化につながります。
しっかり対策をして乾燥から肌を守りましょう!