残暑バテ・秋バテに気を付けましょう!
2025年08月30日
夏の暑さに体がついていけず、体調を崩すことを夏バテと言いますが、近年では
暑さが長く続くため「残暑バテ」「秋バテ」の症状も注目されるようになりました。
残暑バテ・秋バテとは?
秋になると朝夕は涼しくなってきますが、日中の気温はまだまだ高い日も多いです。
この残暑・初秋の時期に現れる疲労感や食欲不振などの症状を、残暑バテ・秋バテ
と呼びます。
残暑バテ・秋バテの症状
・食欲があまりわかず、食べても胃もたれがする
・胃腸の調子が乱れて、便秘または下痢気味になる
・疲れやすくなったり、顔色が悪いと言われることが増える
・慢性的な肩こり、頭痛、倦怠感を感じる
・寝つきが悪い、眠りが浅い、よく眠れないなど、睡眠に関係した悩みが増える
・無気力になり、何事に対してもあまり意欲がわかない
夏バテは「7~8月の激しい暑さ」が原因になることが多いのに対し、残暑バテ・秋バテは
暑さに加え「秋特有の気温や気候の変化に対応しきれないこと」が原因になることが多い
といわれています。夏バテは暑さがやわらげば回復していきますが、残暑バテや秋バテは
暑さだけが原因ではないため回復に時間がかかりやすいです。
残暑バテや秋バテは自律神経の乱れが主な原因と考えられています。自律神経の乱れを
引き起こす要因としては、下記のものが挙げられます。
・夏の疲労の蓄積
気温に合わせ、体温を調整するのは、自律神経の役割です。自律神経は、暑い時期には血管を
広げて発汗を促すことで体温を下げています。しかし、エアコンの効いた屋内と暑い屋外など
のような「気温差の激しい場所」を何度も行き来すると自律神経は体温調節を強いられること
になり、その疲労が蓄積することで自律神経の働きが乱れていきます。このときの疲労が回復
しきれないまま、1日の気温差や日ごとの気候の変化が激しい秋に突入してしまうと、体温調整
機能がうまく働かなくなり、残暑バテ・秋バテを引き起こすことになります。
・内臓の冷え
暑さから冷たい飲食物ばかり摂っていると、少しずつ内臓が冷えていきます。内臓の冷えは
便秘や下痢、食欲不振、血行不良による全身の冷えなど、自律神経の乱れを引き起こす要因
です。夏に起こった内臓の冷えが残暑バテ・秋バテの症状を引き起こすこともあり、涼しく
なってからも冷たい飲食物の食べすぎには注意が必要です。
・水分不足
夏は暑さも厳しく、汗をかいたことを自覚しやすいので、こまめな水分補給を心がけている
人も多いと思いますが、涼しく過ごしやすくなると水分補給の意識が薄れがちです。
汗をかいていなくても、何もしないで寝ているだけでも、体の水分は減っていき脱水状態を
引き起こします。脱水は疲労感や食欲不振などの症状を引き起こし、自律神経の不調の原因に
なります。最近は秋に入っても日中の暑さが続き、夜まで暑さが続く日も見受けられます。
秋は「かくれ脱水」が増える時期ですので、夏と同様にこまめな水分補給を心がける必要が
あります。
予防対策は「食事・睡眠・入浴・運動」
・食習慣の見直し
3食規則正しく食べ、疲労回復のためには、たんぱく質、ビタミン類、ミネラル類を意識して
摂るようにしましょう。たんぱく質が豊富な肉類・魚類・大豆製品・乳製品などは毎食1品は
入れるようにし、緑黄色野菜を積極的にとり入れましょう。
おすすめ食材
・ヤマイモ
①タンパク質が豊富で、消化を助ける作用が期待できる
②生でも加熱しても美味しく食べられるが栄養を効率よく摂取するなら生がおすすめ
③とろろにしてつるつるっとした食感で食べやすくなり、食欲がないときにもおすすめ
・サツマイモ
①腸内環境を整え、消化を助ける効果が期待できる
②ビタミンEやビタミンCが豊富なため、疲労回復や自律神経を整えることに役立つ
③おやつにも食事にも使えるため、ダイエット中の人にもおすすめ
・カブ
①消化を助ける作用が期待できる
②βカロテンやビタミンCが豊富で、疲労回復作用が期待できる
③蒸し料理、煮物料理、サラダ、漬物に使えるが、火を通し過ぎないほうが良い
・ニンジン
①βカロテンが豊富な食材で、油と一緒に食べると吸収されやすい
②東洋医学的には、体を温める食材とされている
・しいたけ
①食物繊維が豊富なため、腸内環境を整える働きが期待できる
②東洋医学的には、疲労回復を促す作用があるとされる
③旨味成分が豊富
・睡眠習慣の見直し
疲労回復のためにも自律神経を整えるためにも、睡眠は大切です。毎日6~7時間の
睡眠時間を確保し、できるだけ早寝早起きを心がけてください。
また、体内時計をリセットするためにも、起床後には窓越しでも構わないので
日光を数分浴びるようにしましょう。
・運動習慣の見直し
運動で筋肉を動かすことは全身の血行促進に効果的です。
また、適度な運動で軽い疲労感を得ることはリラックスを促し、質の高い睡眠を
得ることにも役立ちます。
ただ、激しい運動は疲労や自律神経の乱れの原因になるので、ウォーキングや
ジョギングなど「汗ばむ程度の有酸素運動」を習慣化しましょう。運動に慣れて
いない人は、ラジオ体操や散歩でも構いません。
・エアコンの使用で室温調整
屋内外の気温差が5℃を超えないよう室温調節することが、自律神経の負担軽減に
つながるとされていますが、室温が28℃よりも高いと熱中症のリスクが高まります。
温度計で室温を確認しながらエアコンの温度設定を調節しましょう。
寒いと感じるときは、上着やひざ掛けを使いながら調整するようにしてください。
※残暑バテ・秋バテは、暑さだけでなく秋特有の気候や夏の疲労の蓄積が原因で
引き起こされるものです。
疲労感や食欲不振などの症状でお悩みの方は、日々の食事、睡眠、入浴、運動
などを見直して、回復を早めていきましょう。



